デジタル大辞泉 「真砂」の意味・読み・例文・類語 ま‐さご【真▽砂】 細かい砂。まなご。いさご。「浜の真砂の数ほどもある事例」[類語]砂・白砂・砂いさご・砂子・黄砂・熱砂・珪砂 まな‐ご【▽真▽砂】 こまかい砂。まさご。「八百日やほか行く浜の―も我あが恋にあにまさらじか沖つ島守」〈万・五九六〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「真砂」の意味・読み・例文・類語 ま‐さご【真砂】 〘 名詞 〙 細かい砂。まなご。いさご。ますなご。[初出の実例]「山したみづのたえず、はまのまさごの、かずおほくつもりぬれば」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)「庭のまさごも、黄金と見えたるに」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)四)真砂の語誌( 1 )類語として「まなご」があるが、「まなご」は中古以降衰退し、「まさご」と交替したかと思われる。( 2 )挙例の「古今‐仮名序」以来、「まさご」が圧倒的に多数例を占めるようになった。 まな‐ご【真砂】 〘 名詞 〙 細かい砂。まさご。[初出の実例]「八百日ゆく浜の沙(まなご)も吾が恋にあにまさらじか沖つ島守」(出典:万葉集(8C後)四・五九六)真砂の語誌→「まさご(真砂)」の語誌 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本歴史地名大系 「真砂」の解説 真砂まなご 和歌山県:東牟婁郡古座川町大川村真砂[現在地名]古座川町真砂大川(おおかわ)村の北部にある小名で、古座川東岸に位置。江戸時代に古座川河口からここまで船便があり、七川(しつかわ)谷の諸村から切出される材木の搬出地であった。寛政年間(一七八九―一八〇一)に武内玄竜が記した熊野地方の地誌「熊野巡覧記」には、「川奥船の行留る所をまなご村と云。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by