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三つ組元素 みつぐみげんそ

百科事典マイペディアの解説

三つ組元素【みつぐみげんそ】

化学的性質のよく似た元素が三つ一組になっていることに注目して命名された元素の組。たとえば1817年デベライナーは(Ca,Sr,Ba)の3元素がよく似ていて,Srの原子量はCaとBaとの平均値にほぼ等しいことを指摘し,さらに1829年(Li,Na,K),(Cl,Br,I),(S,Se,Te)などが三つ組元素であることを示した。その後も各種の組が見いだされ,周期律の完成の基礎となった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内の三つ組元素の言及

【周期律】より

…このようになると,元素の性質は個々独立のものでなく,その間にさまざまな相関性があることもわかってきた。たとえばドイツのJ.W.デーベライナーは,元素のうちには[塩素Cl‐臭素Br‐ヨウ素I],[カルシウムCa‐ストロンチウムSr‐バリウムBa],[鉄Fe‐コバルトCo‐ニッケルNi]のように3個1組でよく似た性質を示すものが少なくないことを認め,1829年これらを〈三つ組元素triad elements〉として元素を分類することを試みた。その後フランスのシャンクルトアAlexandre Émile Béguyer de Chancourtois(1819‐86)は,さらに新しい規則性,すなわち原子を原子量に従って配列していくと,よく似た性質の元素がほぼ等間隔に現れることを発見し,これに基づいて元素を円柱のまわりにらせん状に配列した独創的な図表〈地のらせんvis de terre〉を1862年に発表した(図1)。…

【デーベライナー】より

…1810年イェーナ大学の化学と薬学の助教授に就任,以後死ぬまでこの地で実用化学・分析化学的な多方面にわたる研究をした。17年には性質の似るストロンチウム,カルシウム,バリウムで,後の2元素の酸化物の当量の算術平均が酸化ストロンチウムの当量に等しいこと(いわゆる三つ組元素関係)を指摘して,類似元素関係を表すパラメーターに当量・原子量をはじめて導入し,元素の周期律発見の端緒となった。29年には,さらに多くの三つ組元素の組を指摘した。…

※「三つ組元素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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