三上マリ子(読み)ミカミ マリコ

20世紀日本人名事典 「三上マリ子」の解説

三上 マリ子
ミカミ マリコ

昭和期のアイヌ服飾文様研究



生年
昭和5(1930)年

没年
昭和61(1986)年11月29日

出生地
北海道札幌市

学歴〔年〕
ファッションドレスメーカー専門学校卒

経歴
26歳の時、アイヌ研究第一人者の故児玉作左衛門(北大教授)のアイヌ・コレクションを見る。それを機に昭和31年、同教授のもとでアイヌ刺しゅう保存の仕事を開始。36年からは、北大医学部の解剖学教室の助手を務める傍ら、刺しゅうの研究を続ける。46年北大を退職。61年「アイヌ衣服調査報告書」を刊行した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三上マリ子」の解説

三上マリ子 みかみ-マリこ

1930-1986 昭和時代後期の服飾研究家。
昭和5年生まれ。北大教授でアイヌ研究家児玉作左衛門のコレクションをみて,アイヌ服飾文様に感動。昭和31年から児玉のもとでアイヌ刺繍(ししゅう)の保存につとめ,さらに刺繍の研究をつづけた。昭和61年11月29日死去。56歳。北海道出身。ファッションドレスメーカー専門学校卒。著作に「アイヌ衣服調査報告書」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む