三之橋(読み)さんのはし

日本歴史地名大系 「三之橋」の解説

三之橋
さんのはし

本町ほんまち(伏見街道)深井ふかい(現本町十七丁目)てらまえ(現本町十八丁目)の間、三之橋川に架かる。「山城名勝志(正徳元年刊)に「三橋 在二橋南」と位置を示し、旧法性ほつしよう寺境内の橋の一という。京都御役所向大概覚書によれば正徳五年に修復され、長さ・幅とも三間、費用は銀七五三匁であった。また明治前期の様子は「京都府地誌」に「長三間、幅三間ノ石橋、民費ニ属ス」とある。

三之橋川は稲荷いなり山の光明峯こうみようみね(現伏見区)に発し、毘沙門びしやもん谷(内山うちやま)を経て東福とうふく寺境内に入り、同寺通天つうてん橋の下を流れ、三之橋を過ぎて二之橋川と合流、鴨川に注いでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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