日本歴史地名大系 「三之西町」の解説 三之西町さんのにしまち 三重県:上野市上野城下三之西町[現在地名]上野市三之西町札之辻(ふだのつじ)より南進する中之立(なかのたて)町と三之町(さんのまち)筋が交わる十字路の西約二町弱の町。西に徳居(とくい)町があるが、徳居町は寛永年間(一六二四―四四)にできた町なので、初期には三之町筋の西端であったための町名であろう。梅原勝(少)右衛門下屋敷が南と北にあり、南側に本庄太郎左衛門らの下屋敷があった。慶安元年(一六四八)梅原氏の北側の下屋敷が、一身田の専修(いつしんでんのせんじゆ)寺(現津市)の寺屋敷として下渡され(宗国史)、延宝八年(一六八〇)同地に真宗高田派の伊賀での本山的役割を果し、伊賀城代との連絡を密にするため、大仙(だいせん)寺が建立された(永保記事略)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by