専修(読み)センシュウ

デジタル大辞泉 「専修」の意味・読み・例文・類語

せん‐しゅう〔‐シウ〕【専修】

[名](スル)特定学問技術のみを専門に学ぶこと。専攻。「経済学専修する」
[類語]受講履修必修専攻

せん‐じゅ【専修】

仏語。他の行を修めることなく、ひたすら特定の行を修すること。⇔雑修ざっしゅ

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精選版 日本国語大辞典 「専修」の意味・読み・例文・類語

せん‐じゅ【専修】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。もっぱら称名一行を修すること。また別に、阿彌陀仏五正行(読誦・観察・礼拝・称名・讚嘆供養)をもっぱらおさめることにもいう。⇔雑修(ぞうしゅ)
    1. [初出の実例]「専修とは、みだの行を申たるなり」(出典:九冊本宝物集(1179頃)九)
    2. 「ひとへに彌陀如来の仏智を信じてもろもろの雑行をさしをきて専修専念一行一心なるべし」(出典:浄土真要鈔(1324)末)
  3. せんしゅう(専修)

せん‐しゅう‥シウ【専修】

  1. 〘 名詞 〙
  2. もっぱらそのことばかりを習いおさめること。一事専念修業すること。
    1. [初出の実例]「他の文体を専修するの学士より之を見ば」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
  3. せんじゅ(専修)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「専修」の意味・わかりやすい解説

専修
せんじゅ

専修念仏のこと。もっぱら念仏を称えること。それ以外の行を雑行 (ぞうぎょう) として排除する。特に浄土真宗では,他力の念仏を専修念仏としている。法然が唱えた。

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普及版 字通 「専修」の読み・字形・画数・意味

【専修】せんしゆう

専攻。

字通「専」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の専修の言及

【専修念仏】より

…法然やその門流の宗教的立場を端的に示す語である。広義には,思想的,教団的に浄土宗の立場にあることを示し,他宗からは単に専修,または専修僧,専修念仏宗などとよばれた。浄土宗ないし念仏行者に対する異称でもあった。…

※「専修」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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