専修寺(読み)せんじゅじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

専修寺
せんじゅじ

三重県津市にある真宗高田派(→高田派)の本山。専修阿弥陀寺,無量寿寺ともいい,高田山と号する。もと下野国高田(栃木県真岡市)の善光寺如来堂から親鸞の弟子,真仏顕智らを中心として発展したもので,10世の真慧が諸国巡礼の際,寛正6(1465)年現在地に移した。如来堂の本尊木造阿弥陀如来立像』は,証拠の如来と呼ばれ,真慧が比叡山から勧請したもの。文明9(1477)年6月に後土御門天皇は勅願所とし,天正2(1574)年には門跡号を勅許された。親鸞自筆の『西方指南抄』『三帖和讃』(ともに国宝)を伝える。なお,高田の旧地には本寺専修寺がある。

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デジタル大辞泉の解説

せんじゅ‐じ【専修寺】

三重県津市一身田町にある真宗高田派の本山。山号は高田山。10世真慧(しんえ)が寛正6年(1465)の寺基を現在地に移したのに始まる。天正2年(1574)には門跡寺院となる。専修阿弥陀寺。無量光寺一身田御殿。
栃木県真岡市高田にある真宗高田派の寺。古くは本山、のちの別院。山号は高田山。開創は嘉禄2年(1226)、開山は親鸞(しんらん)。関東における真宗発展の拠点となった。下野(しもつけ)本寺。高田専修寺。

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百科事典マイペディアの解説

専修寺【せんじゅじ】

栃木県二宮(にのみや)町(現・真岡市)高田(たかだ)にある真宗高田派の寺。高田派教団発祥地にあり,〈本寺〉と称される。寺伝では1226年親鸞(しんらん)が夢告によって感得した一光三尊仏を本尊として創立という。実際の創建者と考えられる親鸞高弟の真仏(しんぶつ)が〈高田門徒〉とよばれる真宗教団を形成。室町末期に教団の内紛,兵火による伽藍焼失などにより,教団の中心は伊勢一身田(いしんでん)の無量寿院専修寺)に移った。如来堂・御影堂・楼門・惣門は重要文化財,親鸞の墓がある境内は国指定史跡。

専修寺【せんじゅじ】

三重県津市一身田町にある真宗高田派の本山。正称は専修阿弥陀寺,別号は無量寿寺。1225年親鸞が下野(しもつけ)の高田(現,栃木県真岡市)に創建したものを,10世真慧(しんね)が1465年現地に移した。後柏原天皇の子真智が入寺して門跡寺となった。本尊は円仁作と伝える一光三尊の阿弥陀仏で〈証拠の弥陀〉と称せられる。国宝の親鸞の三帖和讃など文化財多数。
→関連項目専修寺津[市]

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デジタル大辞泉プラスの解説

専修寺(せんじゅじ)

三重県津市にある寺院。真宗高田派本山。山号は高田山。「無量寿寺」ともいう。宗祖親鸞聖人の木造を安置した御影堂と“証拠の如来”と呼ばれる阿弥陀如来像を安置した如来堂はいずれも国宝に指定。

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世界大百科事典 第2版の解説

せんじゅじ【専修寺】

栃木県芳賀郡二宮町高田にある真宗高田派の寺。山号は高田山。高田派教団発祥の地にあり,〈本寺(ほんじ)〉と呼ばれる。住職は高田派法主が兼務する。寺伝では,親鸞が関東を教化中に,夢告によって感得した一光三尊仏(いつこうさんぞんぶつ)を本尊として,1226年(嘉禄2)に創立したという。今も当寺如来堂にまつられるこの像は,鎌倉時代の制作とみられる善光寺式阿弥陀三尊像で,親鸞と善光寺信仰とのかかわりを思わせる。

せんじゅじ【専修寺】

三重県津市一身田町にある寺。山号は高田山。真宗高田派の本山で,伊勢国内をはじめ,三河,越前など全国に650の末寺を持つ。室町中期に,高田派第10世真慧(しんね)が伊勢国内に教線を拡大し,その中心寺院として建設したのが草創で,初めは無量寿院と称した。しかし教団の中心であった下野国高田の専修寺が兵火で焼失するなどのことがあって,1548年(天文17)からは専修寺住持が住むようになり,実質上教団の中心はこちらに移り,やがて寺名も専修寺となった。

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大辞林 第三版の解説

せんじゅじ【専修寺】

三重県津市一身田町にある真宗高田派の本山。山号、高田山。1465年に一〇世真慧しんえをここに移建したのに始まる。
栃木県真岡市高田にある寺。専修阿弥陀寺。1225年親鸞が創建し、高弟真仏があとを継ぐ。1465年本寺は伊勢の津に移る。

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世界大百科事典内の専修寺の言及

【津[市]】より

…しかし経済活動の中核をなすのは第3次産業で,その従業者比率は全従業者の68%(1995)と高く,卸売販売額も県下第2位である。北部の一身田(いしんでん)は江戸時代に真宗高田派の本山専修(せんしゅう)寺の寺内町および参宮街道の宿場として発達した。津藩主藤堂氏の山荘であった市立偕楽公園はツツジ,桜の名所で,南部の阿漕(あこぎ)浦は海水浴場として知られる。…

※「専修寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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