三室村新田(読み)みむろむらしんでん

日本歴史地名大系 「三室村新田」の解説

三室村新田
みむろむらしんでん

[現在地名]浦和市三崎みさき大道だいどう三浦みうら新宿しんじゆく宮後みやうしろ見沼みぬま

三室村の北から東にかけて位置する長大な新田。北は中川なかがわ(現大宮市)など。南から西を見沼代用水(西縁)が流れ、ほぼ並行してしば(見沼中悪水)が流れる。享保一三年(一七二八)の見沼干拓で新田となり、村請により三室村に属した地域。ただし宮本みやもと新田はのちに分村。北西から山崎組やまざきぐみ新田・宿組しゆくぐみ新田・馬場組ばんばぐみ新田・松木組まつきぐみ新田・芝原組しばはらぐみ新田の五組がある。同年の見沼新田地割の際に三室村五組反歩分として山崎組六二町余・宿組七五町三反余・松木組二九町八反余・馬場組二二町六反余・芝原組三三町一反余が割付けられている(嘉永二年「見沼新田反別書抜帳」武笠家文書)。新田開発とともに幕府領となり、幕末まで変わらなかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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