日本歴史地名大系 「三宮八幡社」の解説 三宮八幡社さんのみやはちまんしや 大分県:大野郡緒方町上自在村三宮八幡社[現在地名]緒方町上自在 恵良上自在(かみじざい)の東部、恵良(えら)にある。祭神は神功皇后。旧郷社。緒方三郎惟栄の勧請した緒方三社の一つと伝えられ、平家追討ののち、久土知(くどち)山上に一宮(現一ノ宮八幡宮)を創建、さらに矢を放って三の矢の落ちた所に治承二年(一一七八)八月当社を創建したという。「豊後国志」には八幡祠とあり、緒方郷第三祠で上自在村山の上にあると記される。明応七年(一四九八)閏一〇月二九日には本願源盛貞らにより石鳥居が建立された(当社石鳥居額銘)。江戸時代には岡藩から田高一石を寄進されていた(地方温故集)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by