三小牛村(読み)みつこうじむら

日本歴史地名大系 「三小牛村」の解説

三小牛村
みつこうじむら

[現在地名]金沢市三小牛町

山科やましな村の南東伏見ふしみ川上流域の台地上に位置する。三子牛とも記した。当地一帯で語り継がれる芋掘り藤五郎の伝説によると、昔、大晦日の夜に付近の山から黒・白・黄の三頭の子牛が現れたという。ところが翌朝三頭は金・銀・鉄の塊になっていた。そこで山科村の住人藤五郎は、これを阿弥陀如来像・薬師如来像の二像に鋳立てて安置した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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