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皇国地誌 こうこくちし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

皇国地誌
こうこくちし

明治初期に編集された日本の官撰地誌書。明治5 (1872) 年の皇国地誌編集布告によって,太政官地誌課 (のちの内務省地理局) が編集を担当した国別地誌。村誌,郡誌,宿駅誌をまず作成させ,それらを集大成しようと試みたもの。記載内容は,名称,範囲,戸口産物など数十項目にわたり列記されている。この編集事業は,統計の発達とともに不要となり,約 20年を経て未完成のまま消滅した。それは『日本地誌提要』などが生れる素地となったが,他方では地誌の非論理性に対し不信を招く結果ともなった。

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