三尺寝(読み)さんじゃくね

精選版 日本国語大辞典 「三尺寝」の意味・読み・例文・類語

さんじゃく‐ね【三尺寝】

  1. 〘 名詞 〙 夏に大工などが、仕事場昼寝をすること。また、その昼寝。三尺(約九〇センチメートル)にも足りない狭い場所で寝るからとも、日陰が三尺ほど移る間眠るからともいう。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「文谷ひとり跡にとどまりて、反古の中の三尺寝に何事を夢見るぞや」(出典:俳諧・麦林集(1716‐36頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android