20世紀日本人名事典 「三島一」の解説
三島 一
ミシマ ハジメ
昭和期の東洋史学者 二松学舎大学教授;専修大学教授。
- 生年
- 明治30(1897)年10月24日
- 没年
- 昭和48(1973)年10月12日
- 出生地
- 埼玉県
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学東洋史学科〔大正15年〕卒
- 経歴
- 祖父・三島毅(中洲)が創設した漢学塾・二松学舎を発展させ、二松学舎専門学校(現・二松学舎大学)を創立。昭和3年二松学舎教授、武蔵高校講師、6年明大、日大、7年法政大講師を歴任。24年専修大教授兼二松学舎大教授。この間7年歴史学研究会創立に参加(のち会長)、科学的歴史研究の発展に尽力。戦後中国研究所、日本民主主義教育協会創立に参加、24年歴史教育者協議会創立で委員長を務め、民主的な歴史学・歴史教育の発展に尽した。また日中友好にも尽力した。著書に「隋唐の盛世―経済」「亜細亜史概説」「中国史と日本」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報