三年物(読み)さんねんもの

精選版 日本国語大辞典 「三年物」の意味・読み・例文・類語

さんねん‐もの【三年物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 魚などの生後三年たったもの。おもに鯉(こい)についていい、食べ頃であるとされる。
    1. [初出の実例]「御覧の如く三年物の鯉二喉(こん)」(出典浄瑠璃壇浦兜軍記(1732)三)
  3. ( 転じて、さかりの意から ) 年頃女性。娘ざかり。
    1. [初出の実例]「看付(みつけ)て置た三年物(ネンモノ)、恋の弱みに付込難儀」(出典:浄瑠璃・道中亀山噺(1778)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android