三弦独稽古(読み)さんげんひとりげいこ

精選版 日本国語大辞典 「三弦独稽古」の意味・読み・例文・類語

さんげんひとりげいこ【三弦独稽古】

三味線の独習書。特に義太夫節の手(旋律)の弾き方を、勘所口三味線で記した楽譜によって説明したもの。義太夫三味線記譜法最古のものであろう。前編は宝暦七年(一七五七)、後編は同一〇年の刊行著者は末よし梅笑。鶴沢新石、野沢喜立の伝承によって記述したもの。袖珍本

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android