三林古墳群(読み)みばやしこふんぐん

日本歴史地名大系 「三林古墳群」の解説

三林古墳群
みばやしこふんぐん

[現在地名]和泉市三林町

槙尾まきお右岸、標高八〇―八五メートル前後の、西に張出した舌状の丘陵上に位置する。所在地は春日神社境内で、参道に沿って北側および社殿北などに分布する。一三基の円墳から構成される。発掘調査は行われていないが、盗掘などによって主体部が露呈あるいは損壊したものが少なくない。一号墳は径一三メートル、高さ二・三メートル、周濠を伴う円墳で、内部主体は河原石を用いた竪穴式石室であり、須恵器・管玉などが採集されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android