デジタル大辞泉 「黒石」の意味・読み・例文・類語
くろ‐いし【黒石】
2 黒の碁石。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
青森県西部,津軽平野の南東隅にある市。1954年黒石町と山形,浅瀬石,中郷,六郷の4村が合体,市制。人口3万6132(2010)。1656年(明暦2)津軽藩の支藩がおかれ,1万石の城下町となり,1871年(明治4)の廃藩置県まで11代の藩主が続いた。岩木川の支流浅瀬石川に沿い,周辺は米とリンゴの産地で,米は品質がよくすし米として知られる。県の農業試験場(現,青森県農林総合研究センター)とりんご試験場(現在は前記センターの研究施設)があり,後者は全国唯一のもので,青森リンゴの生産を今日に至らしめた功績は大きい。鉄道交通は主要幹線からはずれ,弘南鉄道弘南線によって,JR奥羽本線の弘前と連絡している。1986年東北自動車道が開通した。農業のほかに観光に力を入れ,県立自然公園黒石温泉郷は十和田八幡平国立公園の西玄関口となっている。浅瀬石川に沿って下流から温湯(ぬるゆ),落合,板留,青荷(あおに),温川(ぬるかわ)の温泉が点在する。板留付近の中野山は紅葉の名所として知られる。
執筆者:横山 弘
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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