三法方村(読み)さんぽうがたむら

日本歴史地名大系 「三法方村」の解説

三法方村
さんぽうがたむら

[現在地名]武雄市橘町たちばなまち大日だいにち

現橘町の北端に位置し、武雄川の南岸にある。三法潟とも書く。正保絵図に石高八八二石と出ているが、この村は佐賀藩・蓮池はすのいけ支藩・武雄領の境で、新田開発で一千二〇〇石の収量といわれている。

寛永二年(一六二五)三法方の大日村茂手もて石井樋いしいびが設けられ、農業用水の確保が行われてこの村の湿地帯の原野が開発されて良田が生れた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android