支藩(読み)しはん

精選版 日本国語大辞典 「支藩」の意味・読み・例文・類語

し‐はん【支藩】

  1. 〘 名詞 〙 本家から分かれた者が藩主となっている藩。
    1. [初出の実例]「幕府則ち水戸の支藩松平大炊頭に鎮撫の令を下しつつ」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉六)

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防府市歴史用語集 「支藩」の解説

支藩

 江戸時代山口県うち本藩[ほんはん]の萩藩を除いて、4つの小さな藩があり、それらを支藩と言います。それぞれ毛利氏一門[いちもん]が藩主になっており、徳山藩[とくやまはん]・岩国藩[いわくにはん]・長府藩[ちょうふはん]の3つがありましたが、1653年に長府藩の一部清末藩[きよすえはん]として独立して、4つの支藩ができあがります。

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