三泗堤防(読み)さんしていぼう

日本歴史地名大系 「三泗堤防」の解説

三泗堤防
さんしていぼう

[現在地名]津市殿村

安濃あのう川中流で穴倉あなくら川が合流し川幅が広くなり砂洲を形成する地点の安濃川右岸、一色いつしき村の対岸付近を三泗とよぶ。安濃川はこの辺りから蛇行を始め旧河道はここから分流南下し、岩田いわた川へ流れ込んでいたといわれる。古来ここは安濃川出水の時に城下町への氾濫を防ぐ要所として、安濃川大出水時にはこの堤防を切り、水を神戸かんべ方面へ流して岩田川へ落すと言い伝えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 県道 一色 しき

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む