三海田村(読み)みかいたむら

日本歴史地名大系 「三海田村」の解説

三海田村
みかいたむら

[現在地名]美作町栄町さかえまち

倉敷くらしき村の北、梶並かじなみ川左岸沿いに立地し、北東さわ村。永禄五年(一五六二)一一月一七日の河副久盛宛行状(美作古簡集)に「三海田庄屋与次郎抱分」とあり、小坂田勘兵衛に与えられている。元亀二年(一五七一)一一月二七日の後藤勝基判物(同書)では「三海田之内花房分」など江見家跡が同氏息女の知行であることを小坂田又四郎に伝えている。

正保郷帳に村名がみえ、田三一石・畑二九石余。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳では改出高一六石余・開高六石余、村位は下。津山藩森氏断絶後は幕府領、寛政六年(一七九四)播磨龍野藩預、天保七年(一八三六)石見浜田藩領、同九年津山藩領(美作国郷村支配記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android