三田庸子(読み)ミタ ツネコ

20世紀日本人名事典 「三田庸子」の解説

三田 庸子
ミタ ツネコ

昭和期の刑務官 元・和歌山刑務所長;元・東京婦人補導院長。



生年
明治37(1904)年2月1日

没年
平成1(1989)年4月21日

出身地
埼玉県

学歴〔年〕
日本女子大学〔大正13年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲三等瑞宝章〔昭和49年〕

経歴
昭和21年和歌山刑務所長に就任。初の女性刑務所長として、刑務所外での出産、所内での美容学校の設置など改革に取り組んだ。35年初代東京婦人補導院長に就任。また46〜49年中央更生保護審査会委員を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三田庸子」の解説

三田庸子 みた-つねこ

1904-1989 昭和時代官僚
明治37年2月1日生まれ。昭和21年和歌山刑務所長となる。日本初の女性所長で,女性服役者の待遇改善,更生に尽力した。34年東京婦人補導院の初代院長,のち中央更生保護審査会委員。平成元年4月21日死去。85歳。神奈川県出身。日本女子大卒。著作に「女囚とともに」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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