三目錐(読み)みつめぎり

精選版 日本国語大辞典 「三目錐」の意味・読み・例文・類語

みつめ‐ぎり【三目錐】

〘名〙
① 刃の形が三角になっている錐。三俣錐(みつまたぎり)。〔文明本節用集(室町中)〕
浄瑠璃出世景清(1685)一「宝や宿にみつめぎり鋸屑の数数と」
② 同時に三人妻妾を持つ男。
源平盛衰記(14C前)一「北の方を三人持たれば、異名には、三妻錐(ミツメギリ)と申けり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報