三目(読み)みつめ

精選版 日本国語大辞典 「三目」の意味・読み・例文・類語

みつ‐め【三目】

〘名〙
① 目が三つあること。また、三つの目。あるいは、目が三つのもの。
七十一番職人歌合(1500頃か)二二番「独ねの身は我なれやさしあしだ二めみつめもあればこそあれ」
② 物に穴が三つあること。また、三つの穴。「三つ目の鏑矢
婚礼または誕生から三日目に当たること。また、その祝い事。三つ目の祝い。
※俳諧・袖草紙所引鄙懐紙(1811)元祿六年歌仙「ぬるみ一つとのぞむ六尺曲水〉 三目(みツめ)より人もしたしむ契りにて〈嵐雪〉」
④ 酒を飲むのに用いる小さな木の杯。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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