三福郷(読み)みふくごう

日本歴史地名大系 「三福郷」の解説

三福郷
みふくごう

狩野かの川流域の三福を遺称地とする郷。狩野庄のうち。建武元年(一三三四)九月二三日の祐禅打渡状(三嶋大社文書)に「狩野庄三福郷」とみえ、目代祐禅が三嶋宮(三嶋大社)に郷内の田五町と在家一宇を打渡している。翌年九月二四日には、伊豆国主でもあった足利尊氏が先例に任せて改めて同社に寄進している(「足利尊氏寄進状」同文書)。これ以降当郷は同社領として続き、長禄二年(一四五八)には康清が同社神主東大夫に当郷の安堵を寺尾若狭入道に伝えると約している(同年八月六日「康清書状」矢田部文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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