還住(読み)ゲンジュウ

デジタル大辞泉 「還住」の意味・読み・例文・類語

げん‐じゅう〔‐ヂユウ〕【還住】

もと場所にかえって住むこと。かんじゅう。
南都敵人強ければ、―せんこと難治にて」〈盛衰記四六

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「還住」の意味・読み・例文・類語

げん‐じゅう‥ヂュウ【還住】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「けんじゅう」とも ) 本来居住地にかえり住むこと。かんじゅう。
    1. [初出の実例]「逐電土民等、可住本所之由、被仰下云々」(出典吾妻鏡‐文治五年(1189)九月一〇日)
    2. 「南都は敵人強ければ、還住(ゲンヂウ)せん事難治にて」(出典:源平盛衰記(14C前)四六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android