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三章問題 さんしょうもんだい

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世界大百科事典 第2版の解説

さんしょうもんだい【三章問題】

〈三章Tria Kephalaia〉(英語ではThree Chapters)とは,6世紀の単性論派論争においてネストリウス的異端の疑いをかけられた3人の神学者の人物と著作を指す。すなわちモプスエスティアのテオドロスの人と著作,テオドレトスアレクサンドリアキュリロスに反駁した著作,エデッサの主教イバスIbas(在位435‐457)がペルシアの一主教マリスMarisにあてた書簡である。これはユスティニアヌス帝の勅令(543‐544)およびコンスタンティノープルの第5回公会議(553)で異端とされたが,現在では一方的な断罪であったと考えられている。

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世界大百科事典内の三章問題の言及

【キリスト教】より

…妥協策は〈カルケドン信条〉を無視することであるから,ビザンティン教会内部の混乱を引きおこし,ローマ教会の強い反発を招いた(妥協の勅令《ヘノティコン》482と〈アカキオスの分離〉484)。特にユスティニアヌス1世の時代は皇帝の教会政策の二転三転によって混乱が極に達し,〈三章問題〉ではすでに解決済みのネストリウス神学が再び攻撃にさらされた。この問題には西方教会もまきこまれ,東方への不信を強めた。…

【コンスタンティノープル公会議】より

…なお,ニカエア・コンスタンティノポリス信条はこの会議で改訂成立したものと考えられてきたが,実際にはそれ以前の成立である。 第2コンスタンティノープル会議(553)は第5回公会議にあたり,皇帝ユスティニアヌス1世によって,〈三章問題〉の解決のために招集された。そして〈三章〉の弾劾が決められたが,西方の教会はそれを受けいれず,東方に対する不信を強めた。…

※「三章問題」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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