三美村(読み)みよしむら

日本歴史地名大系 「三美村」の解説

三美村
みよしむら

[現在地名]大宮町三美

那珂川の北岸に位置し、東は八田はつた村。「新編常陸国誌」によると村名を「明和元年、福島村ト改メ、天保中旧名ニ復ス」とある。古くは三美をサビと称していたが寂に通ずるため、天保一三年(一八四二)にミヨシとよぶことになった。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高には「佐美村」、元禄郷帳には「三美村」、天保郷帳には「福島村」とみえる。

寛文三年(一六六三)の鎮守開基帳(彰考館蔵)に「八幡」がみえ、旦那一一〇人を有したが、享保一一年(一七二六)の御領内鎮守帳(江原忠昭氏蔵)には「鹿島明神と改 一、正八幡社 元禄九子七月八幡号を潰し申候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android