精選版 日本国語大辞典 「三豕」の意味・読み・例文・類語 さん‐し【三豕】 〘 名詞 〙 ( 「己亥(きがい)に河を渉る」と読むべき所を、「己」を「三」に、「亥」を「豕」に誤って「三豕河を渉る」と読んだという「孔子家語‐七二・弟子解」「呂氏春秋‐察伝」などに見える故事から ) 文字の誤読または誤用をたとえていう語。[初出の実例]「此吾鏡者〈略〉征夷大将軍源朝臣秀忠公、命レ予令レ加二朱墨二点一、予不レ辨二三豕之疑一、無レ袪二五日之惑一、以レ故朱墨舛差不レ可二称計一、且又於レ所二其不一レ知蓋闕如也」(出典:寒松稿(1633頃か)二・書吾妻鏡後)[その他の文献]〔蔡邕‐月令問答〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例