三途の暗(読み)さんずのやみ

精選版 日本国語大辞典 「三途の暗」の意味・読み・例文・類語

さんず【三途】 の 暗(やみ)

  1. 亡者苦悩を受けなければならない三つの暗い境遇。三悪道
    1. [初出の実例]「抑(そもそも)一期の月影かたぶきて、余算、山の端に近し。たちまちに三途やみに向はんとす」(出典方丈記(1212))
  2. 死後の不安なことのたとえ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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