新撰 芸能人物事典 明治~平成 「三遊亭柳枝」の解説
三遊亭 柳枝
サンユウテイ リュウシ
- 職業
- 漫才師 喜劇俳優
- 本名
- 山本 卯三郎
- 別名
- 前名=三遊亭 柳歌
- 生年月日
- 明治6年 12月
- 出生地
- 大阪府
- 経歴
- 瀬戸内海の汽船のボーイから、2代目三遊亭柳枝に入門、柳歌。ついで三遊亭円子の預り弟子となり、柳枝を名乗った。花柳一駒とコンビを組み、大正末期に、20歳すぎで座長となって全国を巡業した。昭和17年頃、女性漫才師のミヤコ蝶々と結婚。戦後は妻と柳枝劇団を結成して活動していたが、浮気が原因で離婚、蝶々は一座にいた南都雄二と一緒に去った。その後、同座の女優・南喜代子とのコンビで再スタート。また、松竹爆笑喜劇と称して、道頓堀の角座などで喜劇を演じた。居合抜きを得意とし、「大菩薩峠」の机竜之介の役を当たり芸とした。
- 没年月日
- 昭和36年 5月19日 (1961年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報