百科事典マイペディア 「三重津海軍所跡」の意味・わかりやすい解説 三重津海軍所跡【みえつかいぐんしょあと】 佐賀市南東部にある,佐賀藩の海軍養成所およびボイラー製造所跡。1858年,佐野常民の要請により〈船手稽古所〉を開設。その後艦船の停泊地ともなり,1861年にはボイラー製造所を併設した。1865年には国産初の蒸気船〈凌風丸〉を建造している。跡地は1906〜1932年まで,県立商船工業学校として活用された。現在この地には,佐野常民記念館が建つ。2015年,〈明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業〉の構成資産の1つとして世界文化遺産に登録。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by