日本歴史地名大系 「上ノ原地下式横穴墓群」の解説 上ノ原地下式横穴墓群うえのはるちかしきよこあなぼぐん 宮崎県:西諸県郡須木村須木村上ノ原地下式横穴墓群[現在地名]須木村中原 上ノ原大年(おおとし)岳の南西裾部、標高三九〇メートル前後の斜面に立地する。隣接する須木村古墳(県指定史跡)と合せて、一四基の地下式横穴墓が確認されている。調査は昭和五五年(一九八〇)一―一〇号墓に実施された。いずれも自然石による羨門閉塞で、平入り・両袖タイプである。玄室天井部の構造は寄棟とドーム形状の二タイプ、平面形態は長方形・台形・楕円形などに細分できる。九号を除く九基は群集して営まれており、九号のみが約二〇メートルほど下方に単独で立地している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by