上七間町
かみしちけんちよう
[現在地名]中区丸の内三丁目
本町筋の東、片端より花屋町に至る南北道路七間町筋の北端にあり、京町筋より杉の町筋までの間の二丁をいう。南は下七間町に接する。清須時代、富家七軒が三階の家を建てたところから七間町の町名が生れた。慶長一六年(一六一一)清須から移った(府城志)。初めは下七間町の七間町下の切に対し、七間町上の切といったが、祭礼車を下の切に譲ったとき上七間町と改称した(尾張城南陌名由緒)。一説には同一九年、上下に分れて名古屋に移動し、万治元年(一六五八)七間町上の切を上七間町に改称したという(蓬州旧勝録)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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