上三井庄村
かみみのしようむら
[現在地名]春日町上三井庄
三方を山に囲まれ西に谷が開ける。西は下三井庄村、東は三春峠を越えて天田郡松村(現京都府三和町)、南はミノ峠を越えて広瀬村。原・山戸・三の谷・殿地・中・カラトの集落がある。中世三井庄の遺称地。領主の変遷は産所村に同じ。正保郷帳に村名がみえ田高二八九石余・畠高三四石。柴山あり、林・日損少し。元禄郷帳では高三二三石余。「丹波志」によると同高で家数二〇〇。原は大雲大明神(現於久雲神社)、山戸は八幡神社、殿地は岩崎大明神、他は美土内神社(現美登内神社)を産土神とする(「丹波志」など)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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