日本歴史地名大系 「上三川城跡」の解説 上三川城跡かみのかわじようあと 栃木県:河内郡上三川町上三川村上三川城跡[現在地名]上三川町上三川 大町鬼怒川西岸の段丘状台地縁辺にある。延元四年(一三三九)三月二〇日の北畠親房御教書写(結城文書)に名がみえ、南朝方の春日顕時(顕国)により矢木岡(やぎおか)城(現真岡市)・益子(ましこ)城が陥落したため、同年二月桃井直信らは当城を放棄している。建長元年(一二四九)宇都宮氏一族の横田頼業の築城という。頼業は宇都宮頼綱の次男で、嘉禎三年(一二三七)に河内郡横田(よこた)(現宇都宮市)に築城したが、宇都宮氏の勢力伸張に応じ当城を築き移ったという(下野国誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by