精選版 日本国語大辞典 「上分米」の意味・読み・例文・類語 じょうぶん‐まいジャウブン‥【上分米】 〘 名詞 〙① 中世、神社・仏寺などに上納される公事のひとつ。[初出の実例]「甲賀御庄太神宮御上分米事、為二百姓等一、号二魚貝之神田一、令レ対二捍御上分米一之条、甚以不二相応一」(出典:神宮文庫文書‐弘安元年(1278)一一月一一日・大神宮司庁宣)② その領地を通過して運送される年貢米につき、歩米を課すこと。また、その歩米。運上米。[初出の実例]「船路・歩路によらず、諸国の年貢の上分米を当社へ調進せしとなり」(出典:住吉紀考) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例