上分米(読み)じょうぶんまい

精選版 日本国語大辞典 「上分米」の意味・読み・例文・類語

じょうぶん‐まいジャウブン‥【上分米】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中世神社仏寺などに上納される公事のひとつ。
    1. [初出の実例]「甲賀御庄太神宮御上分米事、為百姓等、号魚貝之神田、令捍御上分米之条、甚以不相応」(出典:神宮文庫文書‐弘安元年(1278)一一月一一日・大神宮司庁宣)
  3. その領地を通過して運送される年貢米につき、歩米を課すこと。また、その歩米。運上米
    1. [初出の実例]「船路・歩路によらず、諸国の年貢の上分米を当社へ調進せしとなり」(出典:住吉紀考)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む