上利別20遺跡(読み)かみとしべつにじゆういせき

日本歴史地名大系 「上利別20遺跡」の解説

上利別20遺跡
かみとしべつにじゆういせき

[現在地名]足寄郡足寄町上利別

利別川の支流ピラポラオマナイ(ベラボナイ)川の北東に位置する縄文時代早期から続縄文時代後期の遺跡。標高一三二メートル。縄文後期の墓と考えられる集石遺構が一基検出された。同遺構は礫のない空白部分と火を受けた痕跡のある礫の部分からなり、礫のない空白部分が遺体を埋葬した主体部と考えられている。ここからは耳栓一点、双口注口土器一点、注口土器三点、有孔土器一点、片口土器一点、漆塗製品の断片などがまとまって検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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