日本歴史地名大系 「上司尾村」の解説 上司尾村じようじおむら 熊本県:上益城郡矢部町上司尾村[現在地名]矢部町上寺(かみてら)千滝(せんたき)川が蛇行しながら大土々呂(おおとどろ)滝・小土々呂(ことどろ)滝を経て南へ流れ、上流に寺川口(てらかわぐち)村、下流に下馬尾(げばお)村・浜(はま)村がある。「一統志」は「上司野尾」と記す。正平九年(一三五四)八月一三日の肥後矢部郷村注文(阿蘇家文書)にみえる「いつみ」は近世の小村出水(いずみ)をさすと考えられる。慶長国絵図に村名がみえる。矢部手永に属したが正徳四年(一七一四)から一時期中島手永に属し、のち旧に復した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by