上大増新田(読み)かみおおまししんでん

日本歴史地名大系 「上大増新田」の解説

上大増新田
かみおおまししんでん

[現在地名]春日部市上大増新田

増富ましとみ村の東に位置し、古利根川と元荒川の間の沖積地に立地する。埼玉郡岩槻領に属し、寛文一〇年(一六七〇)岩槻藩阿部氏によって開発されたという(風土記稿)。大増村かみ組とも(「名主控帳」杉崎家文書)、上大増村ともよばれていた(貞享三年岩槻藩領郷村高帳など)。寛文一二年の年貢割付状(杉崎家文書)では三二石余の年貢を納入しているが、前掲郷村高帳では無高見取場で反別四三町歩。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android