上大新田(読み)かみおおしんでん

日本歴史地名大系 「上大新田」の解説

上大新田
かみおおしんでん

[現在地名]柏崎市中田なかだ与三よそう

東は畔屋あぜや村、西と南は中田村、北は曾地そち新田と接するが地境は入交じる。正保二年(一六四五)開発主九郎右衛門に与えられた褒賞の覚(白川風土記)には大新田村とある。天和三年(一六八三)の越後中将御領覚では上大新田村高三五六石八斗余とある。九郎右衛門は平井ひらい村西巻氏の出身で、上大新田に住み、その子孫は白河藩領時代に鯖石組の大肝煎に取立てられる(白川風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android