上大虫村(読み)かみおおむしむら

日本歴史地名大系 「上大虫村」の解説

上大虫村
かみおおむしむら

[現在地名]武生市大虫町

おにヶ岳東麓、大虫川の形成した扇状地の扇頂部にある。中世は大虫庄に含まれる。慶長三年(一五九八)九月の越前府中郡在々高目録に村名がみえ、高八五二・八三六石、先高六七八石余・出分一七三石余とある。貞享三年(一六八六)福井藩領から幕府領、元禄一〇年(一六九七)高森藩領となり、享保五年(一七二〇)以降鯖江藩領。

宝永二年(一七〇五)の上大虫村明細差出帳(竹本家蔵)によると、田方二八町二段余・六二八石余、畠方一四町五段余・二二四石余。また小名ごとの家数は、からくり八・鍛冶屋かじや村六・みや村九・北谷きただに二・上かへち五・かみ村一四・戸谷とだに一五・馬場通ばばどおり七四。家数一三三の内訳は、本百姓四二・水呑八九・神主一・道心庵一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android