上好間村(読み)かみよしまむら

日本歴史地名大系 「上好間村」の解説

上好間村
かみよしまむら

[現在地名]いわき市好間町上好間よしままちかみよしま

好間川右岸にあり、東は中好間村、北は北好間村・久保くぼ村、西は榊小屋さかきごや村・高野こうや村。もと好間(好島)村のうち。磐前いわさき郡に属した。近世は磐城平藩領。慶長一三年(一六〇八)の岩城領分定納帳(内藤家文書)では高四六五石余。正保郷帳では田方三七七石余・畑方八七石余。元禄郷帳では上好間村は高五五八石余、内草うちくさ新田は高一〇二石余。天保郷帳では「古者 上好間村・内草新田弐ケ村」と注記される。延享四年(一七四七)の村明細帳(内藤家文書)によれば、本田高五五五石余・反別五一町三反余、新高二五九石余・反別二六町七反余、家数一一三(うち本百姓七〇・水呑四〇)、人数五四八、馬六四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android