上宇部尾村(読み)かみうべおむら

日本歴史地名大系 「上宇部尾村」の解説

上宇部尾村
かみうべおむら

[現在地名]松江市上宇部尾町

だけ(三二五・五メートル)の東麓、大海崎おおみざき村の北に位置し、東は中海に臨む。地元では「かみーびょ」ともいう。正保国絵図には下宇部尾村(現美保関町)に対し宇部尾村とみえる。元禄十年出雲国郷帳に上宇部尾村とみえ、高一九四石余、寛文四年(一六六四)には本田高一八六石余・新田高三石余。「雲陽大数録」では高一九〇石。「郡村誌」によると田二九町二反余・畑八町七反余・宅地一町七反余、戸数四五・人数一九四、牛八、日本形荷船一六があり、物産は赤貝一三〇石・櫨実二千貫目・薪二万二千貫目、民業は農業三五戸・工業五戸・商業一戸。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android