上川合村(読み)かみかわいむら

日本歴史地名大系 「上川合村」の解説

上川合村
かみかわいむら

[現在地名]常陸太田市上河合かみかわい

山田川が久慈川に合流する地点の北東部に位置し、北は谷河原やがわら村・藤田ふじた村。「新編常陸国誌」に「村名モト川井ニ作ル、中世藤原、平二氏ノ支族、此処ニ住シテ、共ニ川井氏トナル」とある。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に「川井村」、同二一年の御知行割郷帳には「上中川井村」とある。寛文三年(一六六三)開基帳(彰考館蔵)真言宗では「上河井村」、浄土宗では「上川井村」と記され、元禄郷帳に「上川合村」とみえる。「新編常陸国誌」によると明和元年(一七六四)の戸数八一・人口三七五、文化二年(一八〇五)には七六戸。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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