上平流村(読み)かみへるむら

日本歴史地名大系 「上平流村」の解説

上平流村
かみへるむら

[現在地名]彦根市稲里町いなざとちよう

下平流村の東にあり、少し離れて東に宇曾うそ川が流れる。天正一九年(一五九一)五月「上へる」の九五八石余が幕府領代官観音寺詮舜の管理下に置かれた(「愛知郡蔵入目録」芦浦観音寺文書)。慶長高辻帳に村名がみえ高九五〇石余。江戸時代を通じて彦根藩領。正保二年(一六四五)彦根藩では地方知行の大幅な割替えを行ったが、同年七月当村に知行地をもつことになった三浦三郎四郎ら八名が連署して、公平な村政運営を行うよう百姓中に申入れている(三居文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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