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愛知川(読み)えちがわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

愛知川
えちがわ

滋賀県中部,愛荘町西部の旧町域。愛知川中流東岸にある。 1909年町制。 1955年豊国村と合体。 2006年秦荘町と合体して愛荘町となった。中心地区の愛知川は江戸時代中山道の宿場町として繁栄。近江八幡市などとともに,近江商人の発祥地として知られる。農村部では米作が行なわれ,工業は麻織物中心の繊維工業が多い。近江上布 (→上布 ) は国の伝統的工芸品に指定されている。豊満神社 (四脚門は国の重要文化財) には古文書史料が多く残っている。

愛知川
えちがわ

滋賀県東部の川。鈴鹿山脈御池岳 (1247m) に発する茶屋川と,御在所山 (1210m) に発する神崎川東近江市の杠葉尾 (ゆずりお) で合流,愛知川となり,永源寺ダムを経て山上 (やまかみ) 付近から北西流して平野を形成し,琵琶湖に注ぐ。全長 37km。支流の御池上流の君ヶ畑は木地師 (→木地屋 ) 発祥地とされる。山上から愛荘町までは扇状地が広がり,河口三角州をつくる。河口付近は江戸時代に開発された新田が多く,上流の河谷は中世以来近江商人の伊勢通商路に利用された。 1947年国営総合開発が始まり,1972年永源寺町相谷 (→永源寺 ) に永源寺ダムが完成,発電と灌漑に利用されている。ダムを含む上流域一帯は鈴鹿国定公園に属する。

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デジタル大辞泉の解説

えち‐がわ〔‐がは〕【愛知川】

滋賀県東部を流れる川。鈴鹿山脈の御池(おいけ)岳(標高1247メートル)付近に源を発し、彦根市東近江市の境で琵琶湖に注ぐ。長さ48キロ。上流部は深い渓谷をなし、永源寺ダム下流付近から平野に出ると大規模な扇状地を形成する。

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百科事典マイペディアの解説

愛知川【えちがわ】

滋賀県東部の川。長さ48km。流域面積223km2鈴鹿山脈の西側に発し,湖東平野の中央を流れ,三角州を形成して琵琶湖に注ぐ。中世には愛智河原での合戦や洪水があった。下流は水田地帯であるが,天井川のため灌漑(かんがい)の便が少なく,上流の永源寺町(現・東近江市)に永源寺ダムがある。
→関連項目愛東[町]永源寺[町]愛知川[町]近江盆地五個荘[町]湖東[町]能登川[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

えちがわ【愛知川】

滋賀県東部の川。幹川流路延長52.9km,全流域面積203.5km2。鈴鹿山脈の御池岳(1241m)付近に源を発し,永源寺町山上付近から北西流して大きな扇状地をつくり,大中之湖干拓地の北で琵琶湖に注ぐ。上流部は林業が卓越し,永源寺町の君ヶ畑と蛭谷(ひるだに)は木地屋集落として知られている。中流以下は水田地帯が広がるが,天井川で水利の便が悪かったため,上流に1972年農業用水の確保を目的とする永源寺ダム(発電所の最大出力5800kW)が完成した。

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大辞林 第三版の解説

えちがわ【愛知川】

滋賀県中東部を北西流して琵琶湖に注ぐ川。鈴鹿山脈を源とし、上流に永源寺ダムがある。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔滋賀県〕愛知川(えちがわ)


滋賀県東部を流れる川。1級河川(淀(よど)川水系)。延長38km。鈴鹿(すずか)山脈北部の御池(おいけ)岳(標高1247m)に源を発し、西流のち北西流して彦根(ひこね)市と東近江(ひがしおうみ)市の境で琵琶(びわ)湖に注ぐ。上流に灌漑(かんがい)・水力発電用の永源寺(えいげんじ)ダムがある。

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