上広沢村(読み)かみひろさわむら

日本歴史地名大系 「上広沢村」の解説

上広沢村
かみひろさわむら

[現在地名]桐生市広沢町ひろさわちよう一―三丁目

渡良瀬川右岸の谷間に位置。西は新田につた阿佐美あざみ(現笠懸村)、南は中広沢村、北は如来堂によらいどう村、渡良瀬川対岸は新宿しんしゆく村で字後谷うしろやには後谷渡がある。八王子はちおうじ丘陵の斜面に原始・古代の遺跡がある。村東方を広沢用水が流れる。南方は八王子丘陵で、茶臼ちやうす(二九三・九メートル)があり、由良氏の築いた砦がある。また字おかうえから新田郡藪塚やぶづかたきいり(現藪塚本町)に通じる黒石くろいし峠がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android