日本歴史地名大系 「上戸沢番所跡」の解説 上戸沢番所跡かみとざわばんしよあと 宮城県:白石市小原村上戸沢番所跡[現在地名]白石市小原 上戸沢仙台藩境二四番所の一つで、上戸沢宿の小坂(こさか)(現福島県伊達郡国見町)方面入口に設けられた。七(しち)ヶ宿(しゆく)街道南西口に位置し伊達(だて)郡方面への警備と出入物資の監視に当たった。仙台藩の境目番所の設置時期は不明だが、寛永年間(一六二四―四四)にはほぼ完備されていた。「片倉代々記」寛永一三年九月二六日の記事に「従御領分中此一つ書之通り他領江相出不申様に本道之儀者不及申、脇道迄面々知行所之通、急度可被申付候」とあって、番所設置を物語る。番所は上戸沢の南端、検断木村家の筋向いにあった(「元禄絵図」古山昭一家蔵)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by