上手渡村(読み)かみてどむら

日本歴史地名大系 「上手渡村」の解説

上手渡村
かみてどむら

[現在地名]月舘町上手渡

上糠田かみぬかだ村の南、広瀬ひろせ川の支流上手渡川沿岸に位置し、東は小島おじま(現川俣町)、南は小神こがみ(現同上)。上手渡川に沿って下手渡村から飯野いいの(現飯野町)に通じる街道が通る。丘陵地帯で、街道沿いに集落が点在する。もとは手渡村(手戸村とも)として推移したが、元禄九年(一六九六)上・下に分村した(信達二郡村誌)。天正一三年(一五八五)八月、伊達政宗は手戸などを遠藤宗信に与えている(同月一二日「伊達政宗朱印状」伊達政宗記録事蹟考記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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